CB750を売るなら知っておきたい査定額と買取り相場
「愛車のCB750を高額買取する店舗はどこなのか?」または「CB750査定額に減額されやすい部分を知っておきたい」当記事はそんなオーナーさんに向けて書いています。
今回は、1992年当時に国産750スポーツバイクでは異例の快進撃を続けていた、カワサキのゼファー750の対抗馬…ホンダCB750査定時のポイントについて書きます。
いわゆるRC42型とよばれるCB750は、ネイキッド全盛期の当時、発売当初から話題を集め、ゼファー750と人気を二分しました。
生産が終了する2008年まで大きなモデルチェンジは無かったと記憶していますが、カラーリング変更やリアサス変更等、けっこう頻繁にマイナーチェンジされていました。
もちろん新車で購入できないCB750の場合、状態の良い中古のCB750に人気が集中します。とくにホンダのCB系に関しては根強いファンが多いようで、CB750から再びCB750に乗り換えるコアなユーザーさんも少なくありません。
結果として中古相場も高値をキープし続けているようです。変な話、売却されるユーザーさんにとっては好都合な状況が続いている…といえそうです。
もちろんCB750の場合、最終的な買取相場もそこそこ高額になってきます。1つの店舗だけで査定せず2つ3つの店舗で査定を繰り返しておくのは必須かと思います。
ただCB750にかぎらず、複数店舗で無料査定を受けた方が高額査定になるというのは鉄則です。
念のため、以下の記事を読んで愛車の売却前にしっかりと高額査定のコツを勉強して最高額でで売却してくださいね!
CB750を売る際の注意点
CB750オーナーさんであれば誰でもご存知かと思いますが、ホンダの空冷・4サイクル・DOHC直列4気筒750ccエンジンは微妙に弱い部分もチラホラ見受けられます。
基本的にレギュレータが弱くバッテリー容量には注意は必要ですし、この時代に空冷ということでオイルの劣化も他のバイクにくらべて目立つ気もします。
ですが基本的によく出来たエンジンです。走行中やアイドル中に、突然エンジンが動かなくなるような大きなトラブルの話は聞いたことがありません。
なので普通にメンテナンスや定期的な点検のなされていた車両であれば大きな減額の心配は不要です。
もちろん中古市場でも状態の良いCB750は慢性的にタマ数が不足しています。買取側としては喜んで買取りたい車種のひとつなので、普通に売却されてもそこそこの金額は約束されているはずです。
そんなCB750ですが、たしか燃料コック関係で一度リコールがあったと記憶しています。大きなトラブルにつながるケースは少ないでしょうが、売却される場合は念のためリコール対象か確認しておいた方がいいかと思います。
ディーラーでリコール対象だと判断した場合、燃料コックカバーやコック一式をアッセンブルで交換してくれるはずです。稀にリコール対象車両で改善措置がなされていない場合、そこを突っ込んで査定額を減額してくる査定士もいると聞きます。
無駄にマイナス査定されないためにも一度リコール対象か確認だけでもしておきましょう。
CB750の中古相場から買取査定額を考える
では次にCB750の買取相場や査定額について考えてみたいと思います。
この部分は当サイトでは何度も説明していますが、もし愛車の査定額を知りたい場合、安易にオンライン査定やネット査定といったサービスを信用しないで下さい。
少なからずオンライン査定額やネット査定額を鵜呑みにしていしまうオーナーさんもいるようです。
残念ながら買取店舗や中古バイク店の提供するネット査定は、その後に控えた出張査定や持込査定を利用してもらうための戦略のひとつといえます。普通に考えても明らかに高過ぎる査定額を提示する店舗が多いので注意が必要です。
CB750の査定額・買取相場の中心は30万~45万円
そこでリアルにCB750の査定額や買取相場を知りたいオーナーさんのために、中古CB750の販売価格の分布から考えてみましょう。
そもそも中古バイクの販売価格は非常にシンプルです。業者が買取りした金額にメンテナンス費用や業者間オークション手数料、最終的な店舗の利益を上乗せしたのが販売価格なわけですね。
車種や状態にもよりますが一般的には、中古販売価格の約5~7割が買取相場の上限だといわれています。もちろん状態が悪くカスタム内容がひどい場合は半値以下というケースも普通にあるようです。
実際にリアルタイムのCB750の中古相場をみるかぎり、約25万程度の車体からはじまり85万円という車体もチラホラ見受けられます。
15年以上も販売されていたCB750だけに、中古市場でも価格帯が幅広く30万~65万円程度までまんべんなく散らばっている状態ですね。それだけ年式や状態でCB750の価値が大きく変わるということかもしれません。平均価格で約60万円といった感じです。
この数字から考えてみると、高年式のCB750で状態も走行距離もそこそこの場合、最低でも30万、状態によっては40万、45万も十分に狙える範囲だといえそうです。
もちろん1店舗で査定しただけでは厳しい数字ですが、複数店舗を上手く組み合わせて査定すれば十分に狙えるはずです。
とくにCB750の場合、欲しくない店舗はまずありません。売却側としては多少は強気で交渉しても大丈夫だと思います。
CB750が安く査定されるパターン
ノーマル状態に近いCB750の場合、とくに大きな事故や転倒歴が無ければ大きく減額される可能性は無いかと思います。
普通にエンジンオイル、タイヤ、ブレーキパッド、バッテリー、スパークプラグ、エアフィルターをコマメに点検し、消耗や摩耗の具合をみながらドライブスプロケット、チェーン、クーラント、ライトバルブ、ブレーキフルード辺りを交換したいればまず問題ないはずです。
あと空冷のCB750にはオイルクーラーが一応装備されていますが、気休めに近い存在です。夏場や激しい渋滞での走行を繰り返すことでオイルの劣化が進行して粘度が高まっているケースもあります。他のホンダ車よりもオイルの点検はコマメに行なっておきたいところです。
それとCB750の場合、中古で購入されるユーザーさんは大型免許を取得したばかりのビギナーさんに近いユーザーさんと、バイク歴の非常に長いベテランさんのどちらかになってきます。
基本的にどちらにしても、カスタム車両を敬遠する傾向があります。つまりカスタム車両のCB750は店舗側としては不良在庫になる可能性を含んでいるということです。
もしノーマル状態に戻せるならば確実に純正部品に戻してから売却した方が良い結果になるかと思います。取り外したカスタムパーツはネットオークションや中古パーツ専門店に持込むことをお勧めしておきます。
CB750とはどんなバイクなのか?
1992年、ホンダ伝統の空冷・4サイクル・DOHC直列4気筒を搭載して、国産750市場に投入されたバイクといえば、CB750ですね。
日本国内だけでなく、欧州をはじめとした世界的なバイク市場をターゲットして開発されたCB750は、市街地での扱いやすさやロングツーリングでの快適性を重視したセッティングのため、幅広い年齢層から支持されていますね。
CB750に乗った経験のある方々が口を揃えていうセリフが「非常に素直な乗り心地」だといわれています。走行性能だけに特化した最近のスポーツバイクによって忘れかけていたバイク本来の躍動感やロングホイールベースによる安定感が人気となりました。
かつてのCB750の風格をしっかりと踏襲しつつ、随所に現代風なアレンジが施されたCB750は、まさに大人のための750ccスポーツバイクといえます。やはり優れたデザインは数十年が経過しても色褪せないということかもしれません。
CB750のスペック詳細
車体型式 | BC-RC42 |
エンジン | 空冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 |
シート高 | 795mm |
最高出力(kW/rpm) | 55(75PS)/8500 |
最大トルク(N・m/rpm) | 64(6.5kgf・m)/7500 |
変速機形式 | 5段リターン |
車両重量 | 235kg |