ホンダ グロム(MSX125)を売るなら知っておきたい査定額と買取り相場
当記事は「愛車のグロムを高額査定する店舗を知りたい」そして「グロム査定時に減額されやすい部分を知っておきたい」という方に向けて書いています。
今日は、生産国のタイはもちろん、日本国内でも発売当初から話題性も高く安定して売れ続けている1台・・・グロム売却時のポイントをお伝えします。
日本国内よりも一足早くタイ本国で発売されたグロム。ちなみにタイ本国ではMSX125という名称でタイの若者に非常に支持されています。
名車ともいえるモンキー、ゴリラ、エイプ等を輩出してきたホンダだけに、サイズ感、エンジン、足回りと全ての面でバランスの良い車両だと思います。
またグロムの特徴して、カスタムパーツのアフターマーケットが充実していますね。この手のレジャーバイクよりな車種の場合、カスタムパーツの充実度がけっこう重要だったりしますからね。
今回の記事で売却前にしっかりと愛車売却時のポイントや注意点を身につけて、以下の流れで少しでも高値で売却してください!
ホンダ グロム(MSX125)を売る際の注意点
2013年に登場したグロムは2016年にフロントのライト周りのマイナーチェンジを行なったくらいで、基本的に大きなモデルチェンジは行なっていません。
そもそもグロムが発売されたのが2013年のこと。初期型だとしても大した年数が経過していないので、普通に乗られたグロム(MSX125)でしたら大きな減額は無いはずです。
とくにカブ・シリーズやWave125iからの流用というホンダの空冷・4ストローク・OHC・125cc単気筒はそう簡単に壊れるようなエンジンではありませんからね。
なので、もし減額される場合は他の部分や消耗部品関連になってくるかと思います。
仮に5,000~10,000キロ程度の走行されたグロムの場合、それ相応のメンテナンスや消耗部品の交換がなされているか…という部分を査定士やメカニックはチェックしてきます。
エンジンオイルやタイヤ、ブレーキパッド、バッテリー、スパークプラグ、エアフィルターという部分がきちんとメンテナンスされているのか。
さらに細かい査定スタッフやメカニックとなってくれば、ドライブスプロケット、チェーンといった駆動系、ブレーキフルード、ブレーキホース、クラッチホースといった部分まで指摘される場合もあるでしょう。
これらの消耗部品の部品代や工賃は意外とオーナーさんは知らない場合も多いため、必要以上に高く見積もって減額査定してくるケースも見受けられます。
事前に定期的なメンテナンスを行っている方は問題ありませんが、部品交換していない場合、もし部品交換したらどのくらいの費用がかかるのかチェックだけでもしておくべきですね。
事前に相場を知っておくだけで無駄に減額されずに済むはずです。
ホンダ グロム(MSX125)の中古相場から買取査定額を考える
ではこれから、グロム(MSX125)を売却予定のオーナーさんがもっとも気になる部分である、グロムの査定額や買取相場について考えてみましょう。
中にはグロムの査定額や買取相場をネット上のオンライン査定や買取店のお試し査定のようなサービスで既に調べた方もいるかもしれませんが、個人的に言わせてもらえば、買取店のオンライン査定額はあまりアテにしない方がいいかと思います。
買取店としては、とりあえず本査定に持込みたいのが本音です。本査定に申込んでもらうために相当高めな査定額を提示す店舗が大半です。後で大幅に減額されるので注意して下さい。
もし時間のあるオーナーさんならば、とりあえずどちらかのバイク買取店で出張査定してみるのがお勧めですが、査定前にざっくりとしたグロムの査定額を知りたい場合はグロムの中古取引相場から予想してみるのがいいかと思います。
ホンダ グロム(MSX125)の査定額・買取相場の中心は15万~20万円
ちなみに現時点での全国のグロム中古取引相場をみるかぎり、最安で20万弱、最高値のグロムでは約45万円という状態です。25万~30万あたりがもっとも多い価格帯となっています。
基本的に中古車両の約半値~6割程度が査定額や買取相場の上限…ということを考えると、単純に15万~20万弱というのが一般的な状態のグロムの査定額となってくるかと思います。
もちろんマイナーチェンジ後の縦目2灯のグロムとなると、もう数万ほどアップすることが予想されます。
ただしこれらは大きな減額やマイナス査定をされない前提での査定額です。車両ごとに減額されるポイントも違えば査定スタッフによっても着目点は違ってきます。あくまで目安として覚えておきましょう。
ホンダ グロム(MSX125)が安く査定されるパターン
前述のとおり、販売開始から数年しか経過していないグロムです。よほどの過走行かハードカスタムという場合をのぞけば、大きな減額という可能性は低いかと思います。
そんなグロムですが、例外的に大きく減額されるパターンもあります。
まず1つ目が、消耗部品がきちんと交換されていない場合ですね。
そもそもグロムにはオイルフィルターがありません。それだけにオイル交換をコマメに行う必要があるわけです。それ以外にもタイヤ、ブレーキパッド、バッテリー、スパークプラグ、エアフィルターが消耗して交換時期を超えている場合、店舗としては買取後にすべて交換する必要があります。
当然ながら交換部品と工賃の実費は査定額から差し引かれます。
グロムサイズのタイヤはスクーターのタイヤ等よりも割高でそこそこの金額になってきます。売却前にわざわざ交換する必要はありませんが、ある程度の定額の減額は覚悟しておきましょう。
カスタムされたホンダ グロム(MSX125)の査定額は?
グロムの場合、車種が車種だけに何らかのカスタムが施されているケースが多いのではないでしょうか?
そこでカスタム済みのグロムの査定額について考えてみましょう。
まず大前提として、中古バイクの査定においてどれだけカスタムされていても、ドノーマル状態の車両の方が評価が高いのは間違いありません。とくにノーブランドのパーツや海外製の質の悪いカスタムパーツの場合、大幅な減額となってきます。
ですがグロムの場合、モンキーやゴリラ、エイプといった車種のようにカスタム内容によってはノーマル状態よりも高額になるケースも少なくないようです。
単純に中古市場でグロムを探している方の大半が、購入後に何らかのカスタムを予定していることが大きな理由かと思います。
よって、排気系でいえばR-EVO、BEAMS、ヤマモトレーシングのマフラーやRPMのステンレスフルエキといった知名度の高いパーツ。
足回りならばオーリンズやSP武川のリアショック、制動系ならばブレンボの新カニ2ピストンキャリパーといった定価では高額なパーツは、査定額でもそれなりに評価してくれるとは思います。
ただしカスタムパーツの評価は、買取店や販売店の査定マニュアルや査定スタッフの商品知識によって大きく差が出る部分…カスタム車両のグロムならば一社でも多くの店舗で査定するのがポイントとなってきます。
ホンダ グロム(MSX125)とはどんなバイクなのか?
2013年エー・ピー・ホンダカンパニー・リミテッド、いわゆるタイホンダから発表された、若者向けの125ccスポーツバイクがMSX125でした。
そして数カ月後、MSX125は日本国内でもグロムという名称で発売され、コンパクトかつボリューム感のあるスタイリングから一躍人気の車種となりました。
基本的にエンジン・駆動系はWave125iから流用した扱いやすい空冷・4ストローク・OHC・125cc単気筒で、4速マニュアルミッション仕様、非常に遊び心あふれる1台だといえますね。
日常の足としても、郊外でのレジャー用途としても楽しめるのがグロムの特徴といえるでしょう。
ホンダ グロム(MSX125)のスペック詳細
車体型式 | EBJ-JC61 |
エンジン | JC61E型 124cm3 4サイクル 空冷2バルブOHC単気筒 |
内径x行程 / 圧縮比 | 52.4mm x 57.9mm / 9.3:1 |
最高出力 | 7.3kW 9.8ps/7000rpm |
最大トルク | 11Nm 1.1kgfm/5250rpm |
車両重量 | 102kg |