ヤマハ セロー250を売るなら知っておきたい査定額と買取り相場
当ページは「セロー250を高額査定する店舗を知りたい」、「セロー250売却時に査定士がチェックする部分を事前に知りたい」という方に向けて書いています。
今回は、1985年から現在まで継続して生産されている国内唯一のオフロード車両・・・セロー250売却時の注意点をまとめておきます。
発売当初は225ccにキックスタートというスタイルでしたが、約30年の間にエンジンは250ccフューエルインジェクションに進化して、さらに乗りやすさが向上され地球にも財布にも優しくなりました。
もちろん現行販売もされていますが、この手のオフロード車両の場合、林道や山道に持込むことが前提…少し傷はあってもこなれた状態の中古車両を選ぶユーザーさんが多いようです。
そのため、セロー250の中古取引相場も非常に安定しています。もちろん中古販売価格が安定しているということは、買取相場や査定額も安定しているという意味でもあります。
そこで今回はセロー250を売却する場合の注意点や査定額の基準といった部分を書いておきます。
複数店舗で査定を受けた方が高額査定になるのはもちろんですが、念のため、今回の記事を読んで愛車の売却前に高額査定のコツを勉強して最高額で売却してくださいね!
ヤマハ セロー250を売る際の注意点
まず2005年に登場したセロー250を大きく分けた場合、2007年に排ガス規制によってモデルチェンジが行われた2008年モデル以前か以降かによって分けることができます。
2008年以前のキャブ仕様のセローと2008年以降のフューエルインジェクションタイプのセローでは中古販売価格においてもけっこうな価格差がでてきます。
自分のセローがキャブ仕様の場合、思ったほどの査定額に達しないケースもあるでしょう。多少は覚悟しておくべきかもしれませんね。
逆にギリギリ2008年以降でフューエルインジェクション仕様の場合、中古販売価格も非常に安定しています。販売店もそこそこで売却できると踏んで買取にくるはず。ある程度は強気で交渉しても大丈夫だと思いますね。
それと上記の排ガス規制前のキャブレター仕様の車両、中古販売価格だけをみると安く査定されそうですが、この型のセロー250はFIタイプのセロー250よりも4kgほど軽量に仕上がっています。それに足つき性に関してはキャブレター仕様のほうが低くて安定しています。
なので女性ユーザーさんや初心者のライダーさん等は、敢えてこちらのセロー250を探しているケースもあるようですね。
NEXCO編集長としては、2008年以前のキャブ車のセロー250ならヤフオク等のネットオークションもアリかなぁ…と思います。もちろん自己責任ですが…。
ヤマハ セロー250の中古相場から買取査定額を考える
では次にセロー250の具体的な査定額とか買取相場なんかを考えてみたいと思います。
セロー225時台の車両は別として、2005年の250ccにサイズアップしてからのセローに絞り込んで中古販売価格をみてみると、ざっくりと最安値で20万円台、最高値で45万円台というのメインの価格帯ですね。
もちろんこの中でも20万円台、30万円台の前半の車両は、排ガス規制前のキャブレター仕様のセロー250といえるでしょうね。
ちなみに2008年以降だけに絞り込んでセロー250の中古販売価格をみると、35~40万円あたりがメインの価格帯となっています。
そもそも中古市場でもタマの少ない車種のひとつですから、非常に中古販売価格が安定しているのがセロー250の特徴といえるでしょう。
ヤマハ セロー250の査定額・買取相場 キャブ仕様で15万~20万円、インジェクション仕様で18万~25万円
上記のセロー250の中古販売価格から実際の出張査定や持込査定で提示される金額を考えてみたいと思います。
微妙に車種によって異なるものですが、ある程度キレイに保管されいていた車両、さほどカスタムされずにノーマルに近い状態の車両の場合、中古販売価格の半値~6,7割の金額を査定額の上限と考えてもらって構いません。
とくにセロー250にように安定した人気のある車種、タマ数が多すぎない車種の場合、上手く複数店舗を比較すれば7割マックスの査定額を引き出すことも十分に狙えるはず。
しっかりと査定前に知識をつけて交渉に臨んでおきたいものです。
前述のとおりセロー250のキャブレター仕様の車両ですと、おそらく15万~20万といった数字が実際に査定スタッフとの交渉でやりとりする中心になってきます。事前に下準備していかに20万に近づけるか…という部分がネックとなるでしょう。
この辺りのセロー250をカスタムされる方は少ないでしょうが、もし社外マフラーに交換済みの場合は忘れずにノーマルマフラーを査定時に用意しておくのも忘れずに。
また、いくら林道や山道を想定しているセロー250でも、中には林道や山道よりも毎日の通勤や通学メインで仕様する方も多いはず。そういった方は立ちごけの傷も気になる場合もあります。
もし転倒キズの無いセロー250をお持ちの場合は、そういった傷の少ない部分もアピールしても上手くいくかもしれません。セロー250にかぎらずオフロード車両は傷の少ない中古車両は希少性が高いのです。
一方、インジェクション仕様の2008年以降のセロー250の場合、販売店も買取専門店も高額で捌けることを承知です。よって多少は高くなっても買取りたいのが本音でしょう。
その心理面を逆手に取って強気で交渉という方法がお勧めですね。またオフロード車両全般にいえますが、けっこう買取りに積極的な店舗とそうでない店舗に分かれます。
そこを踏まえて幅広い店舗で査定しておくのもネックとなってくるかと思います。
レッドバロンのような中古販売店からバイクワンやバイクランドといった買取専門店、さらにはYSPのようなヤマハに特化したお店。
ダメ元で様々な形態の店舗で査定するのがセロー250には必要かもしれませんね。
ヤマハ セロー250が安く査定されるパターン
セロー250オーナーさんはご存知かと思いますが、トリッカーをベースとした2005年以降のセロー250はそれ以前の225ccmのセローにくらべシティ・ユースで購入される方が増えたのです。
それが売却時にどういった影響を与えるのかというと、林道走行での転倒傷や外装の小傷が大きく減額されるケースが増えてしまった…ということに他なりません。
以前の225時代のセローは基本的にトレール走行を前提としていた車両ですので小さな傷は当たり前という風潮がありましたが250ccのセローになってから流れが変わってきたようです。
よって本格的な林道走行で用いられていたセロー250の場合、減額ポイントが多く査定額は予想以上に安いことも頭に入れておいた方がいいかもしれませんね。
一方、街乗りオンリーで乗られてきたセロー250の場合、逆に予想以上の査定額に持ち込めるケースも十分にあります。もちろんオーナーさんが本当の査定相場を知っている場合に限りますが…。
そういった意味ではセロー250のタマ数が少ないこと、さらにインジェクション仕様となるとタマ数がさらに激減することを含めて査定額を算出してくれる相手をみつけることが大きな分岐点になるかと思います。
ヤマハ セロー250とはどんなバイクなのか?
ヤマハが1985年に発売し、現行でも販売を続けているロングセラーのトレールバイクといえばセロー250ですね。
発売当初は225ccという微妙な排気量ということで、同じヤマハでもDT200WRやTT250Rを選ぶユーザーさんも多かったものですが、このクラスのオフロード車両としては圧倒的なコンパクトさや足つき性という部分が支持されたものです。
とくにビギナーや女性ユーザーさん、または散々オフロードコースや林道を走りぬいてきた玄人の方に販売台数を伸ばしたバイクといえますね。
そんなセローは、もともとエンデューロコースを激走することを目的としてません。林道や山道を奥深く入るための道具…といっても良いかもしれません。
自走して林道まで向かい、そのまま林道や山道、獣道をトコトコと走るためのバイクなのです。そのためパワーやトルク、瞬発性といった部分よりも不安定な路面での安定性や危ないシチュエーションでの足つき性、最悪はバイクから降りて押して歩くことまでも計算された車両ともいえます。
初代こそキックスタートでしたが、その後、ユーザーさんの意見をとりいれモデルチェンジのタイミングでセルを装備、その後の排ガス規制によって2005年には新たなセローとして250ccとスケールアップして再登場しました。
ヤマハ セロー250のスペック詳細
車体型式 | BK-DG17J |
エンジン | 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒 |
燃料タンク容量 | 9.6l |
燃料供給方式 | インジェクション |
最高出力 | 14(18PS)/7500 |
始動方式 | セル |
車両重量 | 130kg |