査定前にチェックしておきたいアクセルワイヤーとクラッチワイヤー
当ページは愛車売却予定の中でも
「売却する会社のワイヤー類の動きが重い」
「アクセルやクラッチに引っかかりがある」
こんなオーナーさんに向けて書いています。
今回は査定時に指摘されやすい部分の一つである、クラッチワイヤーやアクセルワイヤーの状態について詳しくお伝えします。
また、ワイヤー関係だけでなく、必ず査定前にはブレーキ、サスペンション、ステアリングやチェーン等の点検も忘れずに行ってください。
それについては以下のページで詳しく解説していますので参考にしてください。
参照:査定時にチェックされるチェーンとスプロケットの状態、査定前にチェックしておきたいヘッドライトやウインカー、ブレーキランプ、査定前にチェックしておきたいステアリング周辺の不具合、売却予定のバイクから異音!? リアサスペンションの不具合と査定額
また、当記事を参考に愛車のチェックが終わったら、今度は売却先選びの段階に進みます。
一部の旧車やクラシック車両を除いて、大半のバイクの場合は少しでも早く売却した方が高額査定につながります。
売却先選びに関しては以下のポイントに注意してNEXCO編集長の実際に利用したお勧めの売却先選びを参考にしてください。
重いアクセルやクラッチは査定士の印象ダウンに!
ワイヤー類の中でも、雨風や残りの影響を最も受けやすいのがクラッチワイヤーですね。
ある意味、日常的にメンテナンスされている車両かどうかが一目でわかる部分がワイヤー関係の引きだったりします。
言い換えれば、アクセルがスムーズでクラッチの軽い車両はしっかりと手入れが行われている車両・・・と査定士に判断されます。
査定時の印象アップのためにも、しっかりと点検を行い査定前にワイヤー内部への潤滑を行っておきましょう。
クラッチワイヤーの潤滑方法
しっかりとケースに覆われているスロットルワイヤーにくらべ、外部からの影響を大きく減のがクラッチワイヤーです。
外部からの雨風により、水分やほこりの影響を受けたクラッチワイヤーは、磨耗や錆による劣化が激しい部分です。しっかりと定期的にグリスアップを行っておいてください。
車種によっては油圧クラッチを採用している場合もありますが、多くはワイヤー方式です。
サビや磨耗が進行する前に、定期的にワイヤー内部てたっぷりと潤滑剤を流し込んでおきましょう。
クラッチレバーからクラッチワイヤーを取り外し専用の潤滑剤を流し込みしっかりと浸透させた後に、固めのギヤオイルを流し込むことでより効果が続きます
しっかりと潤滑されたクラッチワイヤーは引きが軽くなる非常に操作性もアップします。もちろん査定時のメカニックの印象もアップします。できれば査定前に合わせて行っておきましょう。
スロットルワイヤーの潤滑方法
クラッチワイヤーほど外部からの影響は受けませんが、半年から1年に一度はしっかりと防錆潤滑を行っておきたいところです。
スロットルワイヤーへの注油は、スロットルハウジングの上部を取り外しクラッチワイヤーと同様に専用の潤滑剤を流し込みます。
このとき、ついでにアクセルホルダー部への潤滑も行ってみてください。
中にはスロットルワイヤーの片方が切れたまま気づかずに走行している車両も見受けられます。 最悪な場合、走行中にいきなりエンジンの回転が下がらなくなってしまい、思わぬ事故に繋がります。
クラッチワイヤーもスロットルワイヤーも分解潤滑時には必ず動作を確認し走行前に安全を確認しておいてください。